2008年04月02日

キノの旅

こんばんは。今回のタイトルは・・・

電撃文庫『キノの旅』です。
作者さまは『時雨沢恵一』様です。

『世界は美しくなんかない、でもそれ故に美しい』
どこかで見た予告内に入ってたこのフレーズが印象に残って購入してみようと思ったのが、きっかけでした。

短編連作の形で綴られる人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話です。

ん?ちょっとおかしい?二輪車が言葉を話す?(笑)
この世界のモトラドと呼ばれる二輪車エルメスは言葉をしゃべる乗り物だったので、世界中を旅してまわる人間のキノにとっては格好の道中の話し相手となるわけですハートたち(複数ハート)

物語は文字通り、キノという旅人が道中で体験した出来事の話を紹介しているわけですが、
色々な国をまわるにあたって、本当に色々な人々がいるわけです。
記憶に残るのは圧倒的に”非常識”と印象が残る人々のエピソードなわけですが。

この物語の中では必要とあれば容赦なく人が死ぬし、殺されていきます。
主人公が自分の身を守る為に行う”正当防衛”が多いんですけど、
このキノという旅人も躊躇もなく、人を殺しますがく〜(落胆した顔)
エルメスは当然その行為を止めるわけでもなく、ただ見守っています。
彼はただの”乗り物”だしねー(長音記号2)

物語は可もなく不可もなく、ただ起こった出来事だけを伝えています。
肯定するわけでもなく、否定するわけでもなく。

例えば・・・
ある”悲しい国”の人々は国全体で悲しい出来事ばかりが続いているので国民全員が悲しみに沈みつつ暮らしているという。
国民全体でその生き方を否定する者はいない。
しかしある時、男が「もう嫌だ!みんないつまで続けるつもりだ!」と活気溢れる力強い声を出す。
それが”異端”だと判断され、彼は国民達に殴り殺されてしまう。
その場面を旅人キノに見せて国民の一人が言う。
「ねえ、旅人さんー。ここは”悲しい国”でしょう?」と。
キノは応える。「ええ。とっても。」と。

初めて読んだ時はなんとも言えない新感覚な印象を受けました(笑)

美化してるわけじゃないのに、記憶に残るんですよね。
でも残酷さだけが際立ってるわけでもなくて。

やはり『世界はそれ故に美しい』んですよ。

キノとエルメスの道中の掛け合い(漫才!?)もお互いに
本気なだけに楽しくてちょっと一息つけますぴかぴか(新しい)(笑)

基本的には1話完結での短編集なので、どの話が一番とか今さらきっぱり紹介できませんがあせあせ(飛び散る汗)
ライトノベルなので読みやすいです。

現在、]T(11)巻まで発刊中ですので、
時間の許す方は最初から地道に読んでみて下さいねわーい(嬉しい顔)
posted by Y@uko at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOK MOVIE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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